「街をディスるネタ」のさじ加減が難しい…やさぐれ女芸人、薄幸の素顔に迫る
「街ディスり漫才」で注目され、酒好き、タバコ好きのやさぐれ女性芸人として知られているお笑いコンビ「納言」の薄幸さん(@nagonmiyuki)。
そんな彼女が初めての著書『今宵も、夢追い酒場にて』(幻冬舎)を出版した。この本では、芸人仲間と酒を酌み交わす彼女の日常がつづられている。今回の記事では、前後編にわたって、大好きなお酒や「街をディスるネタ」について、話を聞いてみることにした。
飲みながら書いたから締切が…
——この本はお酒を飲みながら書かれていたそうですね。
薄幸(すすきみゆき):お酒の話を書いているのでやっぱり飲みたくなりますよね。それで締切を破ってしまって、出版がめっちゃ遅れました。
——記憶を飛ばすまで飲むことが多いと書かれている割には、お酒の席での出来事をよく覚えているな、と思ったんですけど。
薄幸:飲み会の前半のことしか書いていないですからね。後半にもしかしたらもっと面白いことが起きているのかもしれないけど、ベロベロのときには全然覚えていないです。
——幸さんにとって、お酒を飲む楽しみというのはどういうところなんですか?
薄幸:やっぱり人と飲む酒が好きなので、人としゃべりたいから飲んでいるところはあります。
後輩の人と接するのは苦手
——ご自分が人見知りだと書かれていましたが、お酒を飲むことで人との距離が縮まるというのもあるんですかね。
薄幸:そうですね。遊びに誘うのはちょっとハードル高いけど、「飲みに行きましょう」っていうのは言いやすいっていうのはあります。
——先輩芸人と飲みに行くことが多いそうですが、後輩の人と接するのは苦手だそうですね。
薄幸:後輩って敬語とか使ってくるじゃないですか。そんな気使わないで、って思っちゃうんですよね。逆に緊張しちゃいます。先輩といるほうが楽ですね。